養毛・育毛・発毛・増毛・植毛

養毛と育毛

「養毛」とは、いまある毛髪や毛根、そして頭皮に、適度な刺激や栄養分を与えて「脱毛を予防」することです。
「育毛」とは、いまある毛髪や毛根、そして頭皮に適度な刺激や栄養分を与えて「健康的な毛髪に育てる」ことです。
もちろん、育毛では、毛根や頭皮に直接働きかけるので、発毛の効果も期待できます。
また、育毛剤には発毛効果が実証された薬効成分が含まれています。
しかし、本来の目的は、いまある毛髪に対して、太さ、ツヤを改善して見た目を良くしたり、頑丈な毛髪に改善して抜けにくくすることです。

「発毛」とは、いま休んでいる毛根に働きかけて、新たな髪を生やすものです。
ヘアケアというより、医療の分野なので、発毛剤も医薬品に分類されています。

養毛剤

まだ薄毛が気にならない、毛髪が元気な人が使用するものです。

髪がフサフサしている人は、頭皮マッサージなどのヘアケアを忘れがちです。
しかし、薬効成分のあるヘアトニックや、育毛ローションを常備しておくこと、面倒な頭皮マッサージも忘れにくくなります。

また、含まれている成分によっては、マッサージ後の清涼感や爽快感が期待できます。

育毛剤

本来なら、「育毛剤」に「発毛」を期待することは間違っています。

なぜなら、育毛と発毛は明確に区別されているからです。
・育毛は、いまの毛髪を育てること
・発毛とは、新たな毛髪を生えさせること

しかしながら、市販の育毛剤の中には、発毛効果が実証されているものがたくさんあります

この理由は、「薬機法(旧薬事法)」の関係で、発毛効果があっても「発毛剤」と表示できないから仕方なく「育毛剤」と表示しているわけです。

というわけで、育毛剤の中にも発毛効果が見込める商品はたくさんあります。
とはいえ、育毛剤が発毛に効くか効かないかは、薄毛の種類や原因にも左右されます。

つまり、的外れな成分を、どれだけ頭皮や毛根に送り込んでも薄毛の改善は見込めません。
要は、含まれている成分次第です。

なので、もし高価な育毛剤を試しても全く効果がないときは、含有成分を確認した方が良いでしょう。
というか、購入前に成分とその含有量を確認すべきです。

そして、場合によっては、育毛剤の種類を変えてみるのも一つの方法です。

もちろん、薄毛改善には根気が必要です。
そして時間がかかります。

ですから、「最近、薄くなったな・・・」と感じたら、出来るだけ早期に手を打つこと。
そして、絶対に諦めないことが大切です。

◆参考ページ
・育毛剤
・育毛シャンプー

発毛剤

発毛剤は、「薬機法(旧薬事法)」で「医薬品」に分類されています。

ここでは、有名な薬剤を2種類を紹介しますが、いずれも市販薬として入手することは困難です。
海外からの個人輸入で入手することも可能ですが、副作用の心配もあるので、医師の処方のもとで使用することをお勧めします。
なお、育毛剤に含まれている程度であれば、副作用の心配はありません。

◆ミノキシジル
発毛効果が実証され、それが公に認められている唯一の薬剤です。
男女に関係なく、発毛効果が認められています。

◆フィナステリド
男性の薄毛(AGA)と密接な関係がある「5αリラクターゼ」という酵素を減らすための薬剤です。
そして、「5αリラクターゼ」は、「テストステロン」という男性ホルモンと結びついて作用する酵素です。

したがって、女性の薄毛に対して何の効果もありませんし、女性に対して投与されることもありません。

◆発毛剤は、専門のクリニックで、医師に処方してもらいましょう。
・育毛・発毛クリニック

脱毛から時間が経ち、産毛もなくなってツルツルの状態になっている場合、発毛を期待するには無理があります。

薄毛の改善が困難な場合は、増毛か植毛、あるいはカツラや増毛スプレー(パウダー)で対処するしかありません。

なお、部分的には改善が困難であっても、残った部分についは適切な対処で、薄毛の進行を止めたり、発毛を促すことは可能です。

増毛と植毛

増毛

増毛は、自分の毛髪に、自分以外の髪をプラスすることで毛髪のボリュームを増やす方法です。
プラスする髪には、人毛と人工毛の2種類があります。

カツラのようにズレることがなく、増毛前と同じ生活ができますが、プラスされる側の毛髪が伸びると手入れが必要です。

毛髪は月1cm伸びると言われています。
したがって、月に1~2回のメンテナンスが必要になり、それなりの費用が必要になってきます。

◆結毛法

自分の毛髪に人工毛を結び付ける方法です。
「マープ増毛法」と言った方が一般的かもしれません。
結毛法は、生え際や分け目に地肌が目立ってきた方に適しています。
男性ですとAGA(男性型脱毛症)で説明した「M字型」、女性ですと部分的な薄毛を気にされる方にお勧めです。
ただ、結ぶ側の自毛に負担が掛かるので、牽引性脱毛症を引き起こす可能性が無いわけではありません。
それと、自毛が伸びると目立つので、2週間に1回程度はメンテナンスが必要になってきます。
一般的な男性が床屋に通う頻度と比べると少し手間がかかります。

◆編込み法

まず、頭全体の毛髪に糸を編み込んで土台を作ります。
次に薄毛が気になる部分の土台に人工毛を編み込むことで増毛します。
男性だとAGA(男性型脱毛症)で説明した「O字型」、女性なら加齢などで全体的に髪のボリュームが減ってきた方におすすめです。。
編み込む人工毛が土台の一部に集中しても、土台となる糸は頭全体の毛髪に引っ張る力を分散させているので、自毛や頭皮への負担を軽くできます。
また、汗や水にも強いので、日常のシャワーはもちろん、水泳や激しい運動でも大丈夫です。
ただ、自毛が伸びると土台が浮いて不安定になるので月に1度はメンテナンスが必要です。

◆接着法

頭皮がツルツルの状態で、結ぶ自毛が無い部分に対して使う方法です。
汗や水にも強く、かなりハードな生活にも耐えられますが、人工毛を植え込んだシートを頭皮に貼り付ける方法なので蒸れます。
また、少しでもシートが剝がれると目立つので、月に1回はメンテナンスが必要です。
増毛のご相談については「増毛で薄毛改善」をご覧ください。

植毛

頭皮に手術で毛髪を埋め込んでいく方法です。
自分の毛髪を移植する方法と、人工毛を植え込む方法の2種類があります。

自毛を移植する方法には複数の術式がありますが、共通しているのは、後頭部や側頭部の下など、目立たない部分の毛髪を、毛根ごと採取します。
それを植毛していくので、他の部分と同じようにヘアサイクルに沿って、伸びたり生え変わったりします。
したがって、目指すボリュームに達するまでに時間が掛かる反面、とても自然な仕上がりになります。

一方、人工毛を使った場合、植え込んだ毛髪が伸びることはありません。
手術終了時にプランニングした通りのボリュームが実現します。

ただ、人工毛という異物を体内に埋め込む手術なので、体質によっては拒絶反応を示す場合があります。
また、切れ毛が起きたら根元部分だけが残ってしまいます。

なお、植毛は医療行為ですが、美容整形と同じで、健康保険が適用されません。
植毛のご相談については「育毛・発毛・植毛クリニック」をご覧ください。

カツラ(ウィッグ)

カツラ(ウィッグ)は、簡単に脱着することが可能なので、家にいるときや、来客がない時は外すことが出来ます。
また、簡単に髪のボリュームを調整できるのでファッション的な使い方もできます。

そして、取り外せば、頭皮全体を直接シャンプーできるので、清涼感や爽快感を損ないません。

ただ、カツラ(ウィッグ)は装着中にズレても、本人は気付きにくいものです。
なので、金具などでしっかりと固定することと、鏡やガラスの近くを通ったときに、さりげなく確認をすることが必要です。

それと、いくら通気性が良いカツラ(ウィッグ)であっても長時間装着していると頭皮に負担が掛かります。
就寝前には外した方が良いとされています。
カツラ(ウィッグ)については「薄毛改善グッズ」をご覧ください。

増毛スプレー

増毛スプレーは毛髪を増やすものではありません。
しかし、増毛スプレーを使うと、一瞬で毛髪のボリュームを増やすことが可能です。

薄毛が気になる部分の毛髪に、スプレーで毛髪と同色の繊維パウダーを付着させる方法なのでとても手軽に使えます。
耐水タイプを選べは、多少の汗や雨でも大丈夫です。

また、シャンプーで落とすことが出来るので、化粧品と同じ感覚で使用できます。
薄毛対策というより、お洒落グッズとして使われてはいかがでしょうか。

増毛スプレーについては「薄毛改善グッズ」をご覧ください。